2013年3月15日金曜日

【その他】歌にのせて届けたい、壊れかけの木盾

円い木の盾、ガタがきて壊れかけのもの。
そこにはたくさんのドラマが詰まっていた。
今、そのドラマを、歌にのせて届けたい。




『壊れかけの木盾』


何も防げない 何も防いでくれない
僕の身体の左手が やっぱり素手だからなのか
亡者が持っていた 初めて拾ったこの木盾
いくつもの鉱石が いくつもの強化を重ねた

教会で生者から亡者に変わる
道を塞いでいた 六つ目にされるまま
鼓舞された行きばのない 押し寄せるMOB波に
本当の強さを教えてよ 壊れかけの木盾


いつも削られた いつも削ってくれた
盾ごしに空を見たら わずかな望みも絶たれた
木盾は知っていた 僕の体をノックした
突きで破れそうな盾 バルデル騎士が手を振った

逃げ込んだ古城の中 暴れる蛇を背に
下を眺めていた ガードもしないままに
落下した沼地の中 見慣れない首なしに
本当の守りを教えてよ 壊れかけの木盾


木盾を強化した 事の良し悪し判らずに
めまいがしそうな数 素敵な受け値なんだこれ

篝火で亡者から生者に変わる
サイン探していた のんびり気のままに
現れた真っ赤な霊 押し寄せる冷や汗に
本当の強さを教えてよ 壊れかけの木盾

もういやだ守りの後 出てくる文字を見た
武器が壊れそう!と 情けもないままに
初めから壊れていた 使えないこの盾に
本当の盾とは教えてよ 壊れかけの木盾

遠ざかる叶わぬ夢 壊れない木盾とは
現実の姿を見てくれよ 壊れかけの木盾





引用:徳永英明-壊れかけのRadio

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